【DTMの始め方⑦】DTM用ヘッドフォンの選び方

DTMの始め方

DTM(デスクトップミュージック)において、ヘッドフォンは非常に重要なアイテムです。スピーカーを使えない環境でも正確な音を確認でき、ミックスやマスタリングの作業にも役立ちます。しかし、市場には多種多様なヘッドフォンがあり、「どれを選べばいいのか分からない」という人も多いでしょう。

本記事では、DTMに適したヘッドフォンの選び方を詳しく解説し、おすすめモデルも紹介します。

DTM用ヘッドフォンと一般的なヘッドフォンの違い

普段音楽を聴くためのヘッドフォンとDTM用ヘッドフォンには大きな違いがあります。

  • 一般的なヘッドフォン:低音が強調されるなど、リスニング用にチューニングされている
  • DTM用ヘッドフォン:音をできるだけフラットに再生し、ミックス作業に適している

DTMでは音のバランスを正しく判断する必要があるため、フラットな特性を持つヘッドフォンが適しています。

ヘッドフォンの種類

DTM用ヘッドフォンには主に以下の2種類があります。

密閉型ヘッドフォン

  • 耳を覆う形状で、外部の音を遮断しやすい
  • 音漏れが少なく、録音時にも使用可能
  • 低音が強調されがちなので、ミックス時は注意が必要

密閉型は、歌や楽器を録音する際にクリック音(メトロノームなど)がマイクに入るのを防ぐためにも役立ちます。

開放型ヘッドフォン

  • 背面がメッシュ構造になっており、音が外に抜けやすい
  • 自然な音の響きが得られるため、ミックス作業に適している
  • 外部の音を遮断しにくいため、静かな環境での使用が望ましい

開放型はスピーカーに近い聴こえ方をするため、ミキシングやマスタリングの際に向いています。

ヘッドフォン選びのポイント

再生周波数特性

DTM用ヘッドフォンは、できるだけ広い周波数帯域に対応しているものを選びましょう。特に、低域や高域が極端に削られていないモデルが理想です。

インピーダンス

  • 低インピーダンス(32Ω〜80Ω):オーディオインターフェイスやスマホでも駆動しやすい
  • 高インピーダンス(100Ω以上):音質が良いが、ヘッドフォンアンプが必要になる場合がある

自宅の環境に応じて適切なインピーダンスのヘッドフォンを選びましょう。

装着感

DTMでは長時間ヘッドフォンを装着することが多いため、装着感の良さも重要なポイントです。

  • 軽量なモデルを選ぶ
  • イヤーパッドが柔らかいか確認する
  • 頭の大きさにフィットするか試す

おすすめのDTM用ヘッドフォン5選

1. Audio-Technica ATH-M50x

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✅ 密閉型で外部の音を遮断
✅ フラットな特性でDTMに適している
✅ 折りたたみ可能で持ち運びも便利

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2. Sony MDR-7506

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✅ クリアで正確な音質
✅ 密閉型でレコーディング時にも使用可能
✅ 長時間使用しても疲れにくいデザイン

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3. Beyerdynamic DT 990 Pro

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✅ 開放型で自然な音質
✅ 広い音場でミックス作業に最適
✅ しっかりした作りで耐久性も高い

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4. Sennheiser HD 600

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✅ フラットで高解像度な音質
✅ 開放型でスピーカーのような聴こえ方
✅ 長時間の作業でも快適な装着感

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5. AKG K240 Studio

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✅ セミオープン型でバランスの良い音
✅ 価格が手頃でコスパが高い
✅ 軽量で装着感が良い

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まとめ

DTM用ヘッドフォンを選ぶ際は、密閉型か開放型か、フラットな音質、装着感の良さを重視しましょう。

録音向けなら → Audio-Technica ATH-M50x, Sony MDR-7506
ミックス・マスタリング向けなら → Beyerdynamic DT 990 Pro, Sennheiser HD 600
コスパ重視なら → AKG K240 Studio

自分の制作スタイルに合ったヘッドフォンを選び、快適なDTM環境を整えましょう!

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