DTMを始めるにあたって、MIDIキーボードは重要な機材の一つです。特にメロディやコード進行を作る際、パソコンのキーボードやマウスで打ち込むよりも、MIDIキーボードを使う方が直感的でスムーズに作曲できます。
この記事では、MIDIキーボードの選び方について詳しく解説し、初心者におすすめの機種も紹介します。これを読めば、自分に最適なMIDIキーボードを選べるようになります。
MIDIキーボードとは?

MIDIキーボードとは、パソコンやDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)に接続し、MIDI信号を送信して音を鳴らすための機材です。一般的な電子ピアノとは異なり、MIDIキーボード単体では音を出せません。音源ソフト(VSTi)と組み合わせることで、さまざまな楽器の音を鳴らせます。
MIDIキーボードを使うことで、次のようなメリットがあります。
- リアルタイム入力が可能で、打ち込み作業がスムーズになる
- ベロシティ(強弱)やピッチベンドなどの表現ができる
- パッドやノブ、フェーダーが搭載されているモデルでは、さらに直感的な操作が可能
MIDIキーボードを選ぶポイント
MIDIキーボードには多くの種類があり、用途に応じて選ぶべきポイントが異なります。以下に、選ぶ際に重視すべきポイントを解説します。
鍵盤数
MIDIキーボードにはさまざまな鍵盤数のモデルがあります。
鍵盤数 | 特徴 | おすすめの用途 |
---|---|---|
25鍵 | コンパクトで持ち運びしやすい | モバイルDTM、簡単なメロディ入力 |
49鍵 | バランスが良く、初心者にも人気 | 幅広い楽曲制作に対応 |
61鍵 | より広い音域をカバー | ピアノ演奏を重視する人向け |
88鍵 | フルサイズのピアノと同じ | 本格的なピアノ演奏 |
今まで全種類買ってきましたが、個人的には49鍵か61鍵あたりが使いやすかったです。
スペースを取りすぎずコスパもよく、かつやれることも広いのでほとんどの曲をカバーできます。
鍵盤のタイプ
MIDIキーボードの鍵盤には、大きく分けて3つの種類があります。
- シンセアクション:軽く弾けるタイプ。シンセサイザー向け。
- セミウェイト:ピアノとシンセの中間。バランスが良い。
- フルウェイト(ハンマーアクション):ピアノに近いタッチ。リアルな演奏感を求める人向け。
DTM初心者にはシンセアクションまたはセミウェイトの鍵盤が扱いやすくおすすめです。
接続方式
MIDIキーボードの接続方式には主に以下の2つがあります。
- USB接続(一般的):パソコンと直接接続でき、電源も供給されるため便利。
- MIDI端子接続(プロ向け):外部機器と接続する場合に使用。
初心者はUSB接続タイプを選べば問題ありません。
追加機能(パッド、ノブ、フェーダーなど)
MIDIキーボードには、鍵盤以外にもさまざまな機能が搭載されているものがあります。
- パッド:ドラムやサンプルトリガー用
- ノブ:エフェクトやパラメータの調整
- フェーダー:音量やMIDIコントロール用
これらの機能があると、より直感的な音楽制作が可能になります。
おすすめのMIDIキーボード4選
初心者にも使いやすく、コストパフォーマンスの高いMIDIキーボードを4つ紹介します。
AKAI MPK Mini MK3

- 特徴
コンパクトで持ち運びにも便利な25鍵MIDIキーボード。8つのパッドとノブが搭載されており、演奏だけでなく、音楽制作にも便利です。USBで簡単に接続でき、バスパワーで動作します。 - こんな人におすすめ
・持ち運びが多い方
・コンパクトでシンプルなMIDIキーボードを探している方
Novation Launchkey Mini Mk3

- 特徴
25鍵の小型サイズで、Ableton Liveとの親和性が抜群。軽量で持ち運びやすく、音楽制作に最適な機能が揃っています。 - こんな人におすすめ
・Ableton Liveを使っている方
・軽量で持ち運びやすいMIDIキーボードを探している方
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M-Audio Keystation 49 MK3

- 特徴
49鍵のフルサイズMIDIキーボードで、シンプルで使いやすい設計。USB接続で簡単に音楽制作が始められ、ドライバなしで即使用可能です。 - こんな人におすすめ
・広い鍵盤を使いたい方
・シンプルでコストパフォーマンスの良いキーボードを探している方
M-Audio Keystation 49 MK3 – Amazonリンク
Arturia KeyLab Essential 61

- 特徴
61鍵のフルサイズ鍵盤を搭載し、高品質な鍵盤タッチと表現力を誇ります。音楽制作に便利なソフトウェアがセットになっているので、すぐに作曲を始められます。 - こんな人におすすめ
・広い鍵盤で演奏したい方
・ソフトウェアとの連携を重視する方
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まとめ
MIDIキーボードを選ぶ際は、鍵盤数・鍵盤の種類・接続方式・追加機能をチェックし、自分の用途に合ったものを選びましょう。
初心者には、49鍵・シンセアクションまたはセミウェイト・USB接続タイプのモデルがおすすめです。
また、この記事で紹介したおすすめのMIDIキーボードから選べば、快適にDTMを楽しめるはずです。
自分にピッタリのMIDIキーボードを見つけて、DTMライフを始めましょう!