昔と比べ今は初心者でも手軽な価格で始められるDTM。だからこそ選択肢が多すぎて「何から始めればいいの?」「必要な機材は?」といった悩みを持つ方も多いでしょう。本記事では、
- そもそもDTMとはどういったものなのか?
- 最低限必要な機材は何なのか?
この2点についてご紹介していきます!
DTMとは?
DTM(デスクトップミュージックの略。通称ディーティーエム)とは、パソコンを使って音楽制作を行うことを指します。バンドやオーケストラの演奏がなくても、知識さえあればパソコンを使って一人で楽曲制作が可能です。
後に解説するDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーションの略。通称ダウ)と混同してる方もいますが、DAWはあくまでも音楽制作ソフトの総称の事を指し、DTMはPCを使用して作曲をする行為そのもの、といったイメージです。「なんのDAWソフト使ってるの?」とはいうけど「なんのDTMソフト使っているの?」とは厳密には言わない、という事です。(まぁ伝わりますが・・・)
プロでもたまに混同して使われる人がいるので豆知識として覚えておきましょう!
DTMを始めるために最低限必要な機材
DTMを始めるにあたって、必ず必要なもの2点とあると良いもの4点をご紹介します。
パソコン(必須)

DTMをやる上でパソコンは必須となります。
厳密には今ではスマホでも簡易的な曲を作ることが可能なアプリなどが多数あるため、「作曲」といった部分だけを考えればなくても大丈夫なのですが、初心者の方こそ最初はパソコンでDTMから始める事をオススメします。
なぜかというと、スマホアプリでの作曲とDTMでの作曲はソフトの操作感だったり後々できる事が全然違うので、せっかくスマホアプリである程度操作感を覚えて、「本格的に作りたいからPCに以降しよう!」となっても、また色々と1から覚えなければいけないからです。
「無料で始めたい」といった方も、最近ではほとんどのDAWソフトが無料体験版を出していますので、とりあえずPCで始めてみて続けられそうだったら製品版を購入する、といった流れがベストだと思います!
音楽制作ソフト(必須)

音楽制作ソフトのことをDAW(Digital Audio Workstation)といいます。一般的には「ダウ」と呼ばれたりします。こちらも無くてはDTMは始められません。
有名なところでいうと「Cubase」「Logic」「Studio One」などがDAWにあたります。
※上の画像はStudio OneというDAWソフトの制作画面です。
オーディオインターフェース(任意)

自分が持っている楽器やマイクの音を高音質でDAWソフトに録音したり、パソコン内の音声をスピーカーやヘッドフォンに出力したりする機材です。パソコンと、録音するための楽器(ギターやピアノなど)の間に接続します。なので、手持ちの楽器や声を録音する予定のない人は最初はなくても大丈夫です。
MIDIキーボード(任意)

ピアノのように鍵盤を使ってメロディやコードを入力できます。とても便利です。
注意点としては、普通のキーボードと違いMIDIキーボード単体では音は出ない、という事です。
MIDIキーボードの中には音そのものは入っていません。あくまでDTMにメロディーなどの音の情報を送るための機材です。初心者はここで「あれ、音が出ない!」となりがちなので注意しましょう!
ちなみにMIDIキーボードに関しては、無くてもDTM自体は出来ますがオーディオインターフェイスと違い作業効率に関わってくるものなので、個人的には最初からあったほうが良いかなとは思います。
49鍵盤以上(4オクターブ)あると色々便利です!
モニターヘッドホン(任意)

正確な音を聴くために必要な機材です。こちらはお手持ちのヘッドフォンやイヤホン、スピーカーなどでも代用可能ですが、本来の正確な音を聴く事はDTMをやる上でとても大事です。
自宅であまり大きな音が出せない場合はモニターヘッドフォンはあった方が良いです。
モニタースピーカー(任意)

こちらも正確な音を聴くために必要な機材です。最初はヘッドフォンかモニタースピーカーのどちらかがあれば大丈夫です。「ある程度音を出せる環境がある」方であれば、ヘッドフォンではなくこちらのモニタースピーカーを選択したほうが長時間の作業には向いています。
まとめ
DTMは、自宅で気軽に音楽制作を楽しめる手段です。初心者でも無料ソフトを使って始められ、機材を揃えればより本格的な制作が可能になります。本記事を参考に、ぜひDTMを始めてみてください!
次回以降はプロの音楽クリエイターがオススメする各機材の選び方や購入時の注意点などをご紹介したいと思います!